DX推進ガバナンス

デジタル技術を活用した新しいビジネスや製品・サービスが次々に登場しており、従来の企業にとって新たな競合相手が生まれました。また消費者にとっても様々な情報・ノウハウをインターネットや動画投稿サイト、SNSから簡単に得ることができ、そこそこの品質の再現が容易になりました。これらデジタル技術の急速な発展により情報・ノウハウを享受できる人とできない人で情報格差が生まれています。また、働き手人口の減少による人材獲得が難しい状況となっており、慢性的な人手不足となっています。従来のあり方、考え方に固執せず改善を繰り返し、経営者・従業員双方が変革の意識を持ち新たな価値創造と柔軟な働き方によって、生産性の向上が必要となっています。

私たちはステークホルダーと当社の永続発展を信念にビジョンとミッションを掲げました。これはDX推進ガバナンスとして当社の事業の在り方を示す基本的な考え方として策定し推進して参ります。

株式会社コルタントデジタルビズ

代表取締役 橋本豪巳

1.経営ビジョン・ビジネスモデル

当社は”デジタルをもっと身近に便利に”をコンセプトに”デジタルの力を使って社会課題を解決し、すべての働く人を幸せにします”というミッションを掲げています。少子高齢化が進む日本の現代では常態化した人手不足が社会課題となっています。私たちはデジタル、IT・DXのプロフェッショナルとしてこの社会課題を解決し、お客様や顧客の社会ニーズをもとに最適な製品やサービスをご提供し業務効率化のための伴走サポートを行ってまいります。企業の一人ひとりが新たなチャレンジができ変化に順応できる組織や企業文化・風土に変革するために情熱をもって私たちのミッションに取り組みます。

IT利活用とDXへの取り組み

IT・デジタル技術の利活用を当社の経営と事業の基本として様々なデータの蓄積と分析、それらを活用した新たな事業への価値創造を実施することで、DX推進のモデルケースを実践して参ります。

・IT、デジタル技術を利活用したシンプルな業務、事務処理の実践
・事務処理工程に人手をかけずシステム連携を活用した自動化の実践
・ペーパーレス、キャッシュレス決済を基本とした商取引の追求と実践
・SNSやコミュニケーションツールを活用した情報発信・収集の実践
・AI、RPA、その他新たなITツールの積極的な情報収集と活用へのチャレンジ

2.DX推進戦略

当社ではIT・デジタル技術を経営の一部として活用しDX推進に取り組んで参ります。

IT・デジタル技術を活用した戦略

  • クラウドサービスの活用によりBCP対策やデータ保管、管理コストを削減。スマートデバイス、タブレットの活用により外出先でも基幹業務処理が実施可能な環境を構築
  • 会計システムとインターネットバンキング、クレジットカード情報を自動連動して会計処理を自動化・簡略化
  • リアルタイムな会計システムの連動・更新による常に最新の経営状況が把握可能
  • 売上・入金、調達・支払における蓄積情報を活用して、既存事業における効果測定、新規事業創出の参考データとする
  • 電子請求書による請求書発行・送付処理のコスト・時間の削減
  • クレジットカード、デビットカードを利用して現金管理にかかるコスト・時間の削減
  • Microsoft365のサービスを活用した業務処理の集約(Exchange、Outlook、Lists、Forms、OneDrive)
  • リモートソフトを活用した遠隔操作によるお客様先への移動時間の短縮と働く場所の多様化(日本全国を商圏にすることが可能)
  • AIツールを活用した資料作成の時間削減、データ活用(地域経済分析システム)による顧客ニーズの把握

DX推進における環境構築

選定基準

  • ITサービスはクラウドサービスであること
  • ローカル環境で利用するアプリケーションソフトはバックアップがクラウドに保存できること
  • サービス利用時のログイン方法が二要素認証に対応していること
  • 異なるITサービスであってもAPI等によってデータ連携が可能であること

利用ITサービス

  • Microsoft365
  • freee会計
  • freeeサイン
  • GMOあおぞらネット銀行
  • 会費ペイ
  • 050Plus(050電話サービス)
  • LINE公式アカウント
  • ドメインサービス(Microsoft365 Exchangeにて統合管理)
  • ホームページ(Wordpress)
  • 各種SNS(Instagram、Facebook、Twitter)
  • RESAS(地域経済分析システム)

DX推進における人材育成とスキルアップ

当社で利活用しているITシステムやノウハウをSNSを通じて多くの人へ発信しております。これらの情報・ノウハウを利用していただき、お客様先のIT担当者へIT・DXスキルの向上及び人材育成を実施してまいります。また、協業パートナー様につきましては、オンライン打合せツールやSNSを利用したコミュニケーションを実践することで柔軟な働き方の実践ができ、ローカルにとらわれない社外の専門家人材の確保によってより良いサービスの提供を目指してまいります。

人材育成・スキルアップへのマインド

  • 未知のサービス、技術に臆せず好奇心を持って情報を収集する
  • サービス、技術が私たち、または顧客にどのような価値をもたらすのかを念頭におき情報を収集する
  • 常に仮説→検証→結果の振返りを実施し最適なサービス、技術を追求する
  • SNSを活用し社外の専門家や知見者の情報を収集分析して、顧客にとって最適な提案を実施する

DX推進における達成指数

会計処理にかかる目標時間数

会計処理にかかる業務時間に目標時間数を設定しモニタリングを実施。目標値の増減を評価し改善案を検討する

電子請求書発行比率

請求書発行において電子請求の発行割合を設定しモニタリングを実施する。ステークホルダーの意向を尊重し商取引における最適な方法を提案する

スキルアップ指標

当社活用以外のサービスにおいて顧客ニーズに応じたITサービス、デジタル技術の習得に目標値を定めて実施する